知の座標―中国目録学 (白帝社アジア史選書)無料ダウンロードkindle

知の座標―中国目録学 (白帝社アジア史選書)

10/26/2020 20:22:32, , 井波 陵一

によって 井波 陵一
4.6 5つ星のうち 1 人の読者
ファイルサイズ : 22.38 MB
内容(「BOOK」データベースより)中国は膨大な書物をのこしてきた文字の国である。筆者は、その過去から現在、未来にわたり集積される知の世界を、Constellation星座と見たて、その座標軸になるのが目録学であるという。本書は、京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センターが、毎年文部科学省と共催してきた漢籍担当職員講習会の講義録にもとづく。図書館学を目指す人、中国文化論に関心ある人に是非薦めたい一書である。内容(「MARC」データベースより)中国は膨大な書物をのこしてきた文字の国である。過去から現在、未来にわたる知の世界を、Constellation星座とみたて、その座標軸になる目録学について説いてゆく。図書館学、中国文化論に関心のある人必見。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)井波/陵一 1953年福岡県生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院修士課程修了。現在、京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター教授。専攻は中国文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、知の座標―中国目録学 (白帝社アジア史選書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
本書は中国の図書分類法である「四部分類」について解説したものである。高島俊男氏が『中国の大盗賊・完全版』の中でこう述べている。「中国における書物の分類は2千年も前から始まっているが、西洋式分類とは考えかたがちがい、書物のランクづけである。より正しい、より尊い本から順に並べてゆく。伝統的分類法では、一番は「経部」であって、『易』にはじまる儒家の経典が並ぶ」現在日本の図書館で使っている分類法は、デューイ十進分類を元に作られた日本十進分類である。十進分類は、森羅万象を10個の分野・テーマに分け、その中でさらに10個に別れ・・という具合に入れ子状に細分化されている。そして、例えば、日本の小説だと913番というふうに納めていくのである。西洋式分類では、本のタイトルを見ただけで分類できる。四部分類だとそうはいかない。書物の価値の順番に並べるということは、その書物の中身を知らないと分類できないということである。例えば、「史部」は歴史書を収めるが、正史24史以外のものは、「別史類」または「雑史類」に収めることになっている。そして、別史類とは紀伝体で書かれたものを入れるとしている。すると、分類を採る人は、紀伝体がどういうものか知った上で、その書物がその体をなしているかをきちんと見なくてはいけないわけだ。このような思考法ができる司書が日本にどれほどいるだろうか。以前某県某町の図書館で専任の司書を配置したところ、本の貸し出しが2倍に増えたということがあった。その司書は、本の中身を見て、自分の図書館の明確な集書ポリシーを持って、購入タイトルを決めたのだと思う。本書は、何も漢籍がある大学の図書館員だけに奨めるものではない。前記のような仕事がしたいと考える司書全員に読んでもらいたいものだ。

0コメント

  • 1000 / 1000