憎しみに抗って――不純なものへの賛歌
10/01/2020 04:33:10, 本, カロリン・エムケ
によって カロリン・エムケ
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内容紹介 人種主義、ファナティズム、民主主義への敵意――ますます分極化する社会で、 集団的な憎しみが高まっている。なぜ憎しみを公然と言うことが、普通のことになったのだろう。 多くの難民を受け入れてきたドイツでも、それは例外ではない。 2016年には、難民の乗ったバスを群集が取り囲んで罵声を浴びせ、立ち往生させる事件が 起こった。それまでのドイツではありえなかったこの事件は、社会に潜む亀裂をあらわにした。 自分たちの「基準」にあてはまらない、立場の弱い者への嫌悪、そうした者たちを 攻撃してもかまわないという了解。この憎しみの奔流に飲み込まれないためには、 どうしたらいいだろう。 憎しみは、何もないところからは生まれない。いま大切なのは、憎しみの歴史に新たな ページを加えることではなく、基準から外れたとしても幸せに生きていく可能性を つくることではないだろうか。 著者カロリン・エムケはドイツのジャーナリスト。 自分とは「違う」存在を作りだして攻撃するという、世界的に蔓延する感情にまっすぐに 向き合った本書は、危機に揺れるドイツでベストセラーになった。 いまの世界を読むための必読書。 出版社からのコメント 内容(「BOOK」データベースより) なぜ世界中で、他者への集団的な憎しみが高まっているのだろう。そこから自由になるためには。難民政策に揺れるドイツでベストセラーになった、世界を読むための必読書。 著者について カロリン・エムケ(Carolin Emcke) ジャーナリスト。1967年生まれ。ロンドン、フランクフルト、ハーヴァードの 各大学にて哲学、政治、歴史を専攻。哲学博士。『シュピーゲル』『ツァイト』の 記者として、世界各地の紛争地を取材。2014年よりフリージャーナリストとして 多方面で活躍。『メディウム・マガジン』にて2010年年間最優秀ジャーナリスト に選ばれたほか、レッシング賞(2015年)、ドイツ図書流通連盟平和賞(2016年) をはじめ受賞多数。 浅井晶子(あさい・しょうこ) 翻訳家。1973年生まれ。京都大学大学院博士課程単位認定退学。 訳書に、イリヤ・トロヤノフ『世界収集家』、パスカル・メルシエ『リスボンへの 夜行列車』(以上早川書房)、ステン・ナドルニー『緩慢の発見』、サーシャ・スタ ニシチ『兵士はどうやってグラモフォンを修理するか』(以上白水社)ほか多数。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) エムケ,カロリン ジャーナリスト。1967年生まれ。ロンドン、フランクフルト、ハーヴァードの各大学にて哲学、政治、歴史を専攻。哲学博士。『シュピーゲル』『ツァイト』の記者として、世界各地の紛争地を取材。2014年よりフリージャーナリストとして多方面で活躍。『メディウム・マガジン』にて2010年年間最優秀ジャーナリストに選ばれたほか、レッシング賞(2015年)、ドイツ図書流通連盟平和賞(2016年)をはじめ受賞多数 浅井/晶子 翻訳家。1973年生まれ。京都大学大学院博士課程単位認定退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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日本でのヘイトスピーチの問題よりはもっと根源的な差別あるいは「区別」の問題を探っている。ヨーロッパの右翼化傾向、性意識、人種等複数の問題を次々に分析している。表面的には、普通の日本人には関係ない気もするが、そここそ問題であろう。「常識」と思い込むことで、バラエティを無視してしまっている。自分が男と思うこと、誰かが私を見て、女性と思うこと、生まれた/育った国は、違っても同じ国の人間と思うこと.. 等々。黒い白鳥の問題は、一部では非常に有名だ。そういった思い込みはある。予めなくすことはできない。著者には、その辺りまで議論を踏み込んでほしい。見た目がこれまでに見たことがある女性と区別できない時に、その人は女性だと思うのは問題であろうか?憎しみ、嫌悪感を抱くことだけが問題なのであろうか?嫌悪感を持っても、表現しなければOK? 憎しみを持たなくても、暴力的な反応をするのはNG? 明らかに問題があると多くの人が思う人を、犯罪者として扱うのは問題?テロリストを自称する人をこっそり趣味で殺してまわるLはどう?しかしながら!書名が良くない。しかも中の文体も良くない。例えば、「Bでない、Cでない、Dでもない」==>だからAだ。「Bである。もしAでなければ。」==>だからAだ。他の人の考えと比較しないものかなり問題だ。そういう意味で、事例のひとつとして、議論のスタートポイントしては優れたいい本である。
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